セントラルヒーティングとは家を暖める暖房装置のことで、青森県のように寒冷な地域で家を建てる場合におすすめの暖房器具です。
しかし、デメリットを考慮せずに設置すると、後悔する可能性があります。設置については注意点もあるため、慎重に検討しなければいけません。
本記事では、セントラルヒーティングのメリットやデメリット、後悔しないためのポイントを解説します。最後には青森県でおすすめの注文住宅会社を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
セントラルヒーティングとは？
セントラルヒーティングは、熱源を発生させる装置を建物内の1箇所に設置し、そこから循環パイプを通じて暖かい空気を部屋に送る仕組みの暖房装置のことです。
各部屋にはパネルヒーターが設置され、そこから温水の熱が伝わったり、温風が届いたりして部屋が暖められます。循環パイプは家全体に通るように設計されるため、熱源発生装置を稼働させれば家全体を暖めることが可能です。多くのセントラルヒーティングでは温水型が採用されていて、循環パイプを通る温水の熱によって部屋が暖められます。
セントラルヒーティングのメリットと後悔しないためのポイント
こちらでは、セントラルヒーティングのメリットについて3つ紹介します。
- メリット①：家全体がムラなく暖まる
- メリット②：季節ごとに温度調節がしやすい
- メリット③：空気の汚れや乾燥が少ない
以下でそれぞれ解説しますので、参考にしてください。
メリット①：家全体がムラなく暖まる
セントラルヒーティングの熱を伝える循環パイプによって、家全体がムラなく暖まります。エアコンやストーブだと部屋単体だけが暖まるため、廊下や階段とは温度差が生まれてしまいます。
循環パイプは家全体に張り巡らさせるように設計されることで、廊下や階段も万遍なく暖かくすることが可能です。これによってヒートショックを防止することにもつながります。
メリット②：季節ごとに温度調節がしやすい
セントラルヒーティングは家全体を暖められるため、室内の温度を調節しやすいメリットもあります。一つの装置で温度調整を行うので、家の中の温度を均一に保てます。
秋や冬、春など暖房が必要な季節には、過ごしやすいように温度調整が可能です。部屋ごとの温度差を気にすることなく、快適に過ごせます。
メリット③：空気の汚れや乾燥が少ない
セントラルヒーティングは、パネルヒーターからの輻射熱で暖める仕組みになっていて、温風は発生しません。そのため空気が乾燥しにくく、ホコリが飛び散りにくいメリットもあります。
エアコンやストーブを稼働させると、温風による乾燥で肌や目に影響が出やすくなります。ホコリが飛び散れば室内に蔓延するため、定期的に換気して空気を入れ換えなくてはなりません。
セントラルヒーティングでは風が出ないため、冬でも綺麗な空気を保って過ごせます。
セントラルヒーティングのデメリット
こちらではセントラルヒーティングの3つのデメリットについて紹介します。
- デメリット①：初期費用が高い
- デメリット②：故障やメンテナンスにも費用がかかる
- デメリット③：電気代が高くなりやすい
以下でそれぞれ解説しますので、ぜひ参考にしてください。
デメリット①：初期費用が高い
セントラルヒーティングは家全体を暖められるようにするため、熱源発生装置の設置や配管工事が必要です。そのため、一般的な暖房器具に比べて高額な費用がかかります。
また、各部屋にパネルヒーターを設置し、循環パイプを家全体に巡らせ、断熱性も高める必要があることで工事期間も長くなります。これらを踏まえて、初期費用が高くなることを覚悟しておきましょう。
デメリット②：故障やメンテナンスにも費用がかかる
セントラルヒーティングは高性能の装置で家を暖めるため、故障したときや定期的なメンテナンス時は費用がかかります。特に循環パイプの工事では、時間もかかる可能性があります。
故障すると暖房機能が動かなくなり、家の中の温度が下がってしまいます。冬に故障すると寒さをしのげないため、定期的なメンテナンスや装置の点検は欠かせません。
デメリット③：電気代が高くなりやすい
セントラルヒーティングで家全体を暖めるには時間がかかり、一気に温度を上げられません。一度電源を切ると再び家全体を暖めるのに時間がかかるため、つけっぱなしの状態にするのが基本です。
24時間稼働させることで、電気代は高くなります。暖房器具数は少なくなるとはいえ、毎月の電気代は増えることが予想されます。
セントラルヒーティングを設置する前に考えるべきこと
セントラルヒーティングを設置する前に検討しておくべきことは、以下の4つです。
- 予算
- 家族構成やライフスタイル
- 家の構造や間取り
- 地域の気候
それぞれ以下で解説しますので、参考にしてみてください。
予算
セントラルヒーティングは初期費用が高額になりやすいため、事前に予算を決めておくのがおすすめです。予算に合わせて導入を検討することで、家計を圧迫せずに防寒対策ができます。
家族構成やライフスタイル
家族が多く部屋数が多い、家にいる時間が多いケースでは、セントラルヒーティングを設置することでメリットを得られます。家族構成やライフスタイルによってはエアコンやストーブの方がいい場合もあるため、じっくり検討する必要があります。
家の構造や間取り
セントラルヒーティングは家全体に循環パイプを取り付けるため、家の構造や間取りによっては設置できない可能性もあります。構造や間取りを把握した上で、設置するか決定しましょう。
地域の気候
セントラルヒーティングは冬の寒さが厳しい地域の家に向いています。実際に冬の寒さや使用している暖房器具について見直し、快適に過ごせるようになるか検討しましょう。
セントラルヒーティングを設置して後悔しないためのポイント
ここでは、セントラルヒーティングを設置して後悔しないためのポイントを3つ紹介します。
- メリットとデメリットを理解する
- 事前に複数の業者に見積もりを依頼する
- アフターフォローが充実している業者を選ぶ
以下でそれぞれ解説しますので、参考にしてください。
メリットとデメリットを理解する
セントラルヒーティングのメリットばかり見ていると、設置したあとに後悔する可能性があり、注意が必要です。設置やランニングコストなどの費用面でデメリットとなることが多いため、導入前は費用を十分に確認しましょう。
事前に複数の業者に見積もりを依頼する
セントラルヒーティングを設置するための工事費用は、業者によって異なります。そのため、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討しましょう。
複数の業者からのプランを比べることで、最適な費用で設置することも可能です。
アフターフォローが充実している業者を選ぶ
セントラルヒーティングの設置後のアフターフォローも、業者ごとに異なります。アフターフォローが充実していると、設置後に故障や不具合が発生した際に対応してくれます。
稼働状況によっては故障する可能性も十分あるため、依頼する業者のアフターフォローもチェックしましょう。
青森市でおすすめの注文住宅会社3選
最後に、青森市でおすすめの注文住宅会社を紹介します。今回は以下の3社を紹介していきます。
- パワーホーム青森
- 大進建設
- かわさき住宅
以下で詳しく解説しますので、参考にしてください。
パワーホーム青森
| 項目 | 詳細 |
| 会社名 | パワーホーム青森 |
| 所在地 | 青森県青森市久須志4-1-16 |
| 設立年月日 | 2013年6月 |
| 公式サイト | https://www.ph-aomori.com/ |
青森県内を中心に展開しているパワーホーム青森は、耐震性に優れた家作りを実現する注文住宅会社で、30年以上の実績を誇ります。
耐震等級3に加え、基礎の補強や制振ダンパーの設置など、耐震性の高い家づくりが特徴です。床暖房や断熱性の高い壁など冬に備え、青森県で快適に暮らすために必要な機能を取り入れられます。
大進建設
| 項目 | 詳細 |
| 会社名 | 株式会社大進建設 |
| 所在地 | 青森県青森市浪館前田1丁目14-25 |
| 設立年月日 | 昭和36年 |
| 公式サイト | https://www.daishink.co.jp/ |
東北地方の注文住宅を手掛ける大進建設は、顧客の要望やライフスタイルに寄り添った地域型の注文住宅会社です。
耐震性や断熱性の優れた家づくりはもちろん、顧客が過ごしやすい家づくりを第一に提案や建築を心がけています。アフターフォローも充実しているため、家作りの不安や疑問を解決しながら建築を進めたい方におすすめです。
かわさき住宅
| 項目 | 詳細 |
| 会社名 | 有限会社かわさき住宅 |
| 所在地 | 青森県青森市大字浜田字玉川174番地16号 |
| 設立年月日 | 1994年8月 |
| 公式サイト | https://www.kawasakijyutaku.jp/ |
青森県に根付いた注文住宅会社で、自由な設計・高品質の注文住宅など、顧客の理想に限りなく近い家づくりをしてくれます。さまざまな工法を採用しているため、自由に設計できます。
防寒対策や耐震性も高水準で、安全に過ごせるような家づくりが可能です。家作りで不安な方でも相談できるサービスもあるため、分からないことを解消して建築に携われます。
まとめ
今回は、セントラルヒーティングを設置して後悔しないように、メリットやデメリット、設置前に検討することなどを解説しました。
セントラルヒーティングがあると、家全体に熱が伝わって暖かくなります。一方で導入費用や電気代については注意しなければいけません。設置前に考えるべきことや設置する際のポイントを参考にして、後悔しないように検討してから導入しましょう。
この記事が皆さまの役に立てれば幸いです。
