長期優良住宅とZEH住宅の違いは?認定基準や住宅ローン控除を解説

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「長期優良住宅とZEHって何が違うの?」

「長期優良住宅とZEHはどっちがいいの?」

マイホームを検討していると、長期優良住宅やZEH住宅という言葉を耳にすることでしょう。あなたが買った家が、長期優良住宅なのか、ZEH住宅なのかによって受けられる税金の優遇制度・控除額が変わります。

マイホームは数千万という高額な費用がかかるため、税金の優遇制度を受けられることは非常に大きなメリットです。しかし、長期優良住宅とZEHのことを詳しく知らないと、知らないうちに損してしまうことも。

そこで本記事では、長期優良住宅とZEH住宅の違いや認定基準、ぞれぞれのメリット・デメリットなど詳しく解説しています。一生に一度の家づくりを、後悔のないようにするためにも、是非この記事を参考にしてください。

目次

長期優良住宅とZEH住宅の違いとは?

長期優良住宅とZEH住宅は、どちらも住宅の性能を評価するための1つの指標です。長期優良住宅は、長い間住み続けることができる認定を受けた住宅を指します。

ZEH住宅とは、ネット・ゼロ・エネルギーハウスの略称です。太陽光発電によるエネルギーの創出と、断熱性能を高めた省エネによって、消費するエネルギーよりも、創出するエネルギーが上回る家を指します。

それぞれ認定基準・住宅性能・優遇制度などに違いがあります。

長期優良住宅

長期優良住宅とは、耐震性や省エネ性能、バリアフリー性などの基準をクリアすることで、長期にわたって安心して暮らせる住宅として認定されます。

特に「住宅の構造躯体を長く使用できる」という基準が設けられており、長く安心して住み続けることが最大のメリットです。

ZEH住宅

ZEH住宅とは、ネット・ゼロ・エネルギーハウスの略称です。太陽光発電によるエネルギーの創出と、断熱性能を高めた省エネルギーハウスで、消費するエネルギーよりも創出するエネルギーが上回る家です。

資源エネルギー庁は下記を目標にZEH住宅の普及を目指しています。

  • 「2030年度以降新築される住宅について、ZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す」
  • 「2030年において新築戸建住宅の6割に太陽光発電設備が設置されることを目指す」

ZEH住宅は政府が今後も普及を進めていくと考えられます。優遇制度の種類が豊富なこともメリットの1つです。

長期優良住宅とZEH住宅の認定基準

ここでは、長期優良住宅とZEH住宅のそれぞれの認定基準をみていきましょう。以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。

長期優良住宅の認定基準

長期優良住宅には9つの認定基準が設けられています。

  • 劣化対策
  • 耐震性
  • 維持管理・更新の容易性
  • 可変性
  • バリアフリー性
  • 省エネルギー性
  • 居住環境
  • 住戸面積
  • 維持保全計画

劣化対策の項目では、構造躯体が少なくとも100年使用できる措置がされていること。耐震性は等級2以上。長期的に安心して住み続けることができるかどうかが基準の1つとなっています。

ZEH住宅の認定基準

ZEH住宅には4つの認定基準があります。

  • ZEH強化外皮基準(地域区分1~8地域の平成28年省エネルギー基準(ηAC 値、気密・防露性能の確保等の留意事項)を満たした上で、UA 値[W/m2K] 1・2地域:0.40 相当以下、3地域:0.50 相当以下、4~7地域:0.60 相当以下)
  • 再生可能エネルギー等を除き、基準一次エネルギー消費量から 20%以上の一次エネルギー消費量削減
  • 再生可能エネルギーを導入(容量不問)
  • 再生可能エネルギー等を加えて、基準一次エネルギー消費量から100%以上の一次エネルギー消費量削減

ZEH住宅では強化外皮基準をクリアする必要があります。強化外皮基準とは、外皮の断熱性能を判断する基準で地域毎に0.4~0.6以下と定められています。

基準の中に出てくる『一次エネルギー』も普段聞きなれない言葉でしょう。一次エネルギーとは、住宅で消費されるエネルギーを指します。具体的には、冷暖房・換気・給油・照明・家電などです。ZEH住宅では、これらの一次エネルギーを基準から20%削減する必要があります。

特に重要なのが、太陽光発電の導入です。太陽光発電を導入することで、再可能エネルギー導入の項目をクリアできます。

住宅の断熱性能と省エネ性能を高めることで実現するゼロエネルギーハウスです。

長期優良住宅のメリット・デメリット

長期優良住宅とは、耐震性や省エネ性能、バリアフリー性などの基準をクリアすることで、長期にわたって安心して暮らせる住宅です。

安心して長く暮らせる点が魅力の長期優良住宅ですが、メリットとデメリットがあります。以下で詳しく解説します。

長期優良住宅のメリット

長期優良住宅のメリットは以下のとおりです。

  • 住宅ローン控除の適用がある
  • 固定資産税の減額措置がある
  • 補助金制度の対象になる

長期優良住宅は、一定の基準を満たす場合、住宅ローン控除の適用を受けられます。住宅ローン控除とは、13年間の間に年末の住宅ローン残高に対して0.7%の控除を受けられるメリットの大きい制度です。2024年~2025年の間に長期優良住宅に入居される予定の方は最大4,500万円までの控除が受けられます。

他にも、固定資産税が減額するため、毎年の支出を抑えられます。補助金制度の対象でもあり、家を建てる費用を少しでも減らせることは魅力的と言えるでしょう。

長期優良住宅のデメリット

長期優良住宅のデメリットは、以下のとおりです。

  • 建築費が高くなる
  • 維持管理に手間がかかる

長期優良住宅は、耐震性や省エネ性能などの基準を満たすため、一般的な住宅よりも建築費が高くなる傾向があります。また、耐久性や省エネ性能を維持するために、定期的なメンテナンスが必要です。

メンテナンスを怠ると、住宅の耐久性や省エネ性能が低下する可能性があります。

ZEH住宅のメリット・デメリット

ZEH住宅とは、ネット・ゼロ・エネルギーハウスの略称です。太陽光発電によるエネルギーの創出と、断熱性能を高めた省エネルギーハウスで、消費するエネルギーよりも創出するエネルギーが上回る家を指します。

電気・ガスが値上がりする昨今において、注目のゼロエネルギーハウスですが、デメリットもあるためしっかり確認しておきましょう。

ZEH住宅のメリット

ZEH住宅のメリットは、以下のとおりです。

  • 光熱費の削減
  • 資産価値の向上
  • 税制優遇を受けられる

ZEH住宅は、年間の一次エネルギー消費量と再生可能エネルギーの発電量の差がゼロ以下となるため、光熱費を大幅に削減可能です。住宅ローンや生活費の負担を軽減でき、地球環境への配慮にもつながります。

省エネ性能が高い住宅は、光熱費の削減によるランニングコストの低さや、地球環境への配慮などの観点から、今後も需要が高まることが予想されます。

また、ZEH住宅は、一定の基準を満たす場合、税制優遇を受けることが可能です。住宅ローン控除や固定資産税の減額措置などを受けることで、建築費の負担を軽減できます。ZEH住宅では、2024~2025年に入居することで最大3,500万円の控除が受けられます。

ZEH住宅のデメリット

ZEH住宅のデメリットは、以下のとおりです。

  • 間取り・外観に制限がかかる
  • 定期的なメンテナンスが必要
  • 太陽光の発電量は立地・屋根の大きさによる

ZEH住宅として認定されるために、設備を多く搭載する、太陽光発電のために屋根を広くとる、向きや角度を工夫するといったことから間取りや外観が制限されます。また、省エネ性能を維持するために、定期的なメンテナンスが必要です。

メンテナンスを怠ると、住宅の耐久性や省エネ性能が低下する可能性があります。特に太陽光発電はメンテナンスが必須な設備の1つです。メンテナンスにも費用がかかることは頭に入れておきましょう。

他にも、エネルギー創出のための太陽光発電ですが、発電量は立地・屋根の大きさ・屋根の向きなどにより左右されます。日照が将来的に確保される土地かどうかを考慮して検討しましょう。

長期優良住宅とZEH住宅はどちらがおすすめ?

長期優良住宅とZEH住宅は、どちらも住宅の性能を高めることを目的とした制度です。どちらを選ぶかは、以下の点に着目して検討しましょう。

  • 耐震性や省エネ性能を重視するか
  • 光熱費の削減や環境への配慮を重視するか

長期優良住宅は、耐震性や省エネ性能に関する基準を満たす必要があります。そのため、耐震性や省エネ性能を重視するのであれば、長期優良住宅がおすすめです。

長期優良住宅は、ZEH住宅に比べて耐震性や省エネ性能の基準が緩やかであるため、建築費を抑えられます。また、住宅ローン控除や固定資産税の減額措置などを受けることで、建築費の負担を軽減できます。

対して、ZEH住宅は年間の一次エネルギー消費量と再生可能エネルギーの発電量の差がゼロ以下となるため、光熱費を大幅に削減できます。また、地球環境への配慮にもつながるメリットがあります。

ZEH住宅は、長期優良住宅に比べて耐震性や省エネ性能の基準が厳しいため、建築費が高くなる傾向があります。しかし、光熱費の削減や環境への配慮を重視するのであれば、ZEH住宅がおすすめです。

長期優良住宅とZEH住宅は、どちらもメリットとデメリットがあります。最終的には、自分の予算やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

青森市でおすすめの注文住宅会社3選

最後に、青森市でおすすめの注文住宅会社を3つ紹介します。

青森県で新築を建てようとしている方は、参考にしてみてください。

パワーホーム青森

出典元:パワーホーム青森
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項目詳細
会社名パワーホーム青森株式会社
所在地青森県青森市久須志4-1-16
設立年月日2013年6月
公式サイトhttps://www.ph-aomori.com/

1990年に創業したパワーホーム青森は、青森県内の注文住宅を建築してきた実績があり、気候や習慣に適した家づくりが可能です。冬の寒さ対策に有効な設備や、高品質の施工が期待できます。

UA値の低い高断熱の住宅にも対応しています。樹脂製サッシと真空トリプルガラスで窓の断熱性能を高め、ダクトレス熱交換換気システムで家全体を温かくできます。断熱のトータル技術によって、冬でも快適な暮らしを実現可能です。

また、お客様のライフスタイルに合わせて設計してくれるため、理想的な住まいを建てられます。高断熱とこだわり設計を両立できる会社です。

大進建設

出典元:大進建設
スクロールできます
項目詳細
会社名株式会社大進建設
所在地青森県青森市浪館前田1丁目14-25
設立年月日1961年
公式サイトhttps://www.daishink.co.jp/

大進建設は青森県や宮城県、岩手県に展開しており、東北地方の気候に対応した家づくりが強みです。断熱性・気密性の高い施工が可能で、快適に暮らせます。

家づくりのサポート体制が万全で、お客様のライフスタイルに合わせた設計、相談受付もしています。コンシェルジュやコーディネーターからアドバイスをもらい、設計における不安を解消可能です。

かわさき住宅

出典元:かわさき住宅
スクロールできます
項目詳細
会社名有限会社かわさき住宅
所在地青森県青森市大字浜田字玉川174番地16号
設立年月日1994年8月
公式サイトhttps://www.kawasakijyutaku.jp/

創業から60年以上の歴史のあるかわさき住宅では、地元に根ざしたプランニングが特徴です。お客様の要望に添った家づくりで、長く快適に住める家を建てられます。

自由度の高い木造在来軸組工法や、断熱性能を高める外断熱工法を採用することで、青森県での暮らしを快適にしてくれます。お客様を第一に考えたプランニングで、満足のいく家を建てることが可能です。

まとめ

長期優良住宅とZEH住宅は、認定基準・受けられる優遇制度に違いがあります。長期優良住宅は構造躯体の基準があり安心して長く住める一方、省エネ性能の基準はZEH住宅よりも緩いです。

ZEH住宅は厳しい省エネ性能の基準が設けられており、断熱性や気密性の高い構成な住宅が特徴です。住宅購入後にかかるランニングコストが抑えられることがメリットです。

長期優良住宅とZEH住宅の違いを理解し、あなたに合った住宅のタイプを選択しましょう。

  • 耐震性や省エネ性能を重視するか
  • 光熱費の削減や環境への配慮を重視するか

この記事があなたの家つくりの参考になると幸いです。

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